以下、今回の企画をしたエファとしての思いを事務局長の関があいさつの中で触れております。
---
皆さん、こんばんは。 特定非営利活動法人エファジャパン、事務局長の関です。 本日はご多用のなか、映画『じょっぱり―看護の人 花田ミキ』凱旋上映会にお越しいただき、誠にありがとうございます。主催者を代表して、心より歓迎申し上げます。
まずは、五十嵐匠監督におかれましては、国際赤十字・健康映画祭にて赤十字特別賞のご受賞、誠におめでとうございます。
命の尊さと人間の尊厳に光を当て続けてこられた長年のご活動が、こうして国際的にも高く評価されたこと、大きな喜びと誇りを感じています。
五十嵐監督が長年取り組まれてきた「戦争が遺したもの」というテーマは、私たちエファが活動するインドシナの国々、かつて冷戦下の内戦に巻き込まれたカンボジアやラオスの歴史とも深く重なります。
エファはこれまで、教育を通じて復興の歩みに寄り添ってきました。
戦後80年を迎えた今もなお、世界では争いが絶えず、子どもたちや市民が日常を奪われています。
ですが、私たちは信じています。「学ぶこと」には、暴力ではなく理解を、「分断」ではなく想像力を育てる力があると。 映画を通して描かれる花田ミキさんの生き方は、自分を大切にすること、そして他者を思いやることの意味を、静かに、そして強く問いかけてきます。
この上映会が、私たち一人ひとりが「平和とは何か」を考えるきっかけになれば幸いです。 なお、本日の上映会は、特別協賛である東京法規出版株式会社さまのご支援をいただいております。
そして、会場のご準備等いただいた一般社団法人日本出版クラブさま、広報等でお力添えいただいた図書館総合展運営委員会さまにこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 |